二年生のころは火曜日と金曜日の週二回ほど、三年生の時はそれに加えて木曜日の週三回程お世話になっていました。
私は当時、進学校の学校に通っていました。とはいえ片田舎の高校だったために周囲にはきちんとした塾や予備校がなく、当時ラグビー部に所属しており帰りが遅くなっていたので遠くの塾に通う時間もありませんでした。しかしながら将来は地元で公務員として働きたいと思っており、そのためには大学卒の資格が必要でした。できればラグビーの強い大学にも行きたかったので勉強はしないといけないと思っていて、それを親に相談して家庭教師を付けてもらうことにしました。ちなみに、家庭教師会社は両親の「選ぶんなら大手の方がいいだろう」ということで、CMなどで見ていた「家庭教師のトライ」にお願いしました。
家庭教師の先生は比較的自分とも年の近い方で、教え方が非常に丁寧な方でした。なによりその方を選んでよかったところが、自分に合った授業ペースで丁寧に教えてもらえたことです。学校の授業などでは自分が授業内容でわからないところがあっても授業が止まることはありません。これは塾も同じで、一人が分からないからといって一人のために立ち止まって教えてくれるということは殆どないからです。その点家庭教師はマンツーマンですので、わからないところがあったらそこを重点的に教えてくださいましたし、なにより教えてもらう側も質問などをしやすくなるので授業の度にきちんとその内容を理解することができました。
そしてもうひとつのよかったところは、時間の融通を効かせてくれたことでした。先に書いた理由から私は塾に通いづらい環境だったので、中にはそのために部活を辞めた人もいましたが、ラグビーが大好きだった私はそれは考えていませんでした。家庭教師はそのあたり、塾と比べてかなり考慮をしてくれたため、申し込みの際にもその旨を伝えるとほぼ希望通りの時間に授業をしてくれるようにしてくださいました。
ある週の火曜日は練習が7時くらいまであったのでその日は8時からのスタートにしてくれたと思えば、金曜日は逆に5時半位で終わるために6時半からスタートにしてくれたりなど、時間に関してはこちらの事情を最大限に考慮していただき、おかげで私は部活を辞めることなく勉強にも精を出すことが出来ました。それによって学校での成績も少しづつ上がって行き、一年の時には絶対無理だと言われていた東京の有名私立大学に受かるかもしれないというところまで成績を上げることができました。
なにより嬉しかったのは、先生が私のためにオリジナルのプリントを作ってきてくれたことでした。当時私は古文、漢文を非常に苦手としており、それらの偏差値はいつも40~45くらいでした。私立受験に必要な英語と地歴公民は概ねできていたので、後は古文と漢文だけだというのに苦手意識のせいかなかなか成績が上がらない時期があったのです。そんな時に先生はわかりやすく教えるために自分でイラストなどを交えたオリジナルのプリントを作ってきて授業をしてくださいました。絵は下手くそだったのですが、それが非常にわかりやすく、かつ古文漢文が面白く感じるようになり、最後の半年では国語の偏差値を10上げることに成功しました。
そうして挑んだ大学受験で、残念ながら第一志望の早稲田には落ちましたが、併願していた法政大学に無事合格することができました。その先生がいなければ絶対に受かっていなかったと思います。先生に大学合格したことえお報告すると、自分のことのようにはしゃいでくれました。今でも先への感謝を忘れることができません。
今思えば曜日や時間の要望などかなり無理をいってしまったと思いますが、生徒、先生同士、互いを尊重しつつ全力で受験勉強に打ち込めました。そんな中で生まれた強い信頼関係があったからこそ、勉強にも身が入ったのだと思います。私見ですが、家庭教師は先にも述べたとおりマンツーマンなので、塾などは出来ても家庭教師ではサボることができません。自分だけで頑張れないと自覚している人などもまたオススメなのではないでしょうか。
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