頻度は週に1回、土曜日の午後に2時間ずつです。テスト前は、土曜日だけでなく日曜日も来てもらっていました。
期間は、入試のためには中学校3年生の11月~2月の間みてもらいましたが、その後も継続して、高校3年間お願いしていました。
私は山口県山口市で生まれ育ちました。中学校3年生の夏までは、一般入試で志望校を受ける予定でした。しかし、秋にオープンハイスクールに行って志望校の理数科のカリキュラムを知ったとき、どうしても理数科に進みたくなりました。急な進路変更だったので、数学と理科と英語に力を入れて勉強する必要が生じ、急遽、数学の家庭教師を探すことになりました。
そこで、知り合いの方に家庭教師を探していると相談したところ、その方のお子さんが学生時代にお世話になっていた先生をご紹介していただけることになりました。(家庭教師の登録センターに問い合わすということは、その時思い浮かばなかったように思います。)電話で先生に連絡をとり、初めて家に来て頂いた時からすぐに勉強を開始しました。
私がお世話になった先生は、60代後半のおばあちゃんの先生でした。もう少し若い方にみていただくことを想像していたので、最初は少し驚きました。しかし、先生にお聞きしてみると、以前は高校の数学の教師をしておられたそうで、どんな質問をしてもすぐに教えてくれたので、とても頼もしく感じました。また、いつもニコニコしておられて、明るくて、しかも優しい先生だったので、すぐにうちとけることができ、いつもリラックスした雰囲気で勉強することができました。本当にかわいらしい、素敵な先生でした。
家庭教師との勉強は一対一のため、先生との相性や信頼関係が大事だと、私は考えております。その点、私は本当にラッキーだったと感じております。先生もわからない問題というのはどうしてもあるものですが(特に先生が学生アルバイトだと、そういう場合が時々ある)、私の先生の場合は全く無く、すべてきちんと答えを導き出され、それを私が理解できるように教えて下さったので、自分のペースで学習することができました。また、私が問題集を事前にある程度すすめておいて、わからなかったところを教えてもらうという方法を取っていたため、先生自身は予習がまったくできず、常にぶっつけ本番で問題に取り組む状態だったのですが、それでも何も困ったことにはなりませんでした。さすが、元高校数学教師!私はその先生を、心から信頼して勉強できるようになりました。さらに、私は厳しく教えられるのが苦手、かつ細かいところまで気になってしまうタイプなのですが、その先生はおばあちゃんだったので、いつも優しく、また丁寧に教えて下さいました。私にあった教え方でみてもらったことが、成績アップにつながったと感じております。
今後家庭教師を考えておられる方は、先生の人気や実績だけでなく、その方の雰囲気や自分との相性なども考慮に入れられることをお勧めしたいと思います。自分はどういう先生にみてもらったら伸びるタイプか、まずは自己分析してみてから探されると良いかもしれません。
勉強の内容と致しましては、まず過去問のコピーと少し難しい問題集を手に入れて、それをまずはひととおり自分で解きました。そして、わからなかったところを残しておいて、家庭教師の先生が来られた時にみてもらっていました。問題によっては解答解説がないものもあったので、そういう時は先生と一緒に答えあわせをしていました。テスト前の時期は、学校のワークのわからなかったところもみてもらいました。この方法を11月~2月までとっていました。教材費はほとんどかからず、強いて言えば、書店で購入した問題集ぐらいだと思います。数学の成績は、偏差値が急にぐんと上がるというような、目立った変化はありませんでした。(実はもともと良いほうだったので)けれども、難しい問題を解く力やパターンを身につけていくことができました。
私が受験した年は、倍率が1.25倍でした。そんなに高いほうではありません。それでも志願者の殆どは、他の大きな塾で、中学校の3年間毎日夜までしっかり勉強して受験にそなえてきた子達ばっかりでした。塾には通わず、受験直前になって家庭教師の先生と勉強を始めた私にとって「他の子との差はどれぐらいなんだろう…。」という気持ちは大きなプレッシャーになったことを覚えています。それでも、信頼している大好きな先生がみてくれたから、希望を持って、一生懸命勉強することができました。
無事に合格できて、本当に良かったです。先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
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