埼玉県の高校受験対策情報

執筆者紹介

S.Yさん

自己紹介
3児の母で子どもの幼稚園受験を経験しており、現在は中学校受験及び小学校受験を目指して情報収集や子どもへの指導を行っております。主人の指導経験及び、受験経験(幼稚園受験・小学校編入試験・中学校受験・筑波大学附属駒場高等学校・東京大学文科一類合格)に基づき、記事の執筆を手がけました。

執筆者経歴

東大螢雪会2年、SAPIX中学部(高校受験)Zクラス2年の指導経験があり、主に高校受験を指導してきました。筑波大学附属駒場高等学校や開成高等学校をはじめとし、多数の難関校への合格実績があります。

受験対策情報

■埼玉県の公立高校入試の一本化とは?

埼玉県の公立高校(県立・市立)では、2012年から従来のような前期・後期の2回の選抜ではなく、一本化を行い入試が1回となりました。それに伴い志望変更を出せるようになり、倍率を観ながら志望先を変更する方も多くいらっしゃいます。

例えば県立浦和高等学校は、県内の公立男子高校のトップ校として知られています。
県立浦和高等学校は2013年には前年度の1.31倍から最終倍率1.54倍へと倍率が上昇しました。これは2012年に一本化入試がはじまり、公立を敬遠する動きがありましたが、2013年には前年度の実績を踏まえ安心感が広がったことと、県内のトップ校として進学実績の良さが評価を受けた結果と言えます。

■埼玉県の高校受験で知っておきたい「推薦の確約」とは?

高校受験には学校や地域によって様々な違いがありますが、埼玉県の学校で多く取り入れられているのが「単願推薦」及び「併願推薦」です。

単願推薦(専願)は他の学校を受験しないと約束することで、各学校の成績基準によって合格の確約が出ます。当日に試験を受ける必要がありますが、殆ど落ちることはないとされています。通常12月頃に中学校と私立高校の担当の間で行われる「入試相談」によって協議されます。つまり入試相談以前に志望校や併願などの話をまとめ、それを三者面談で伝えていることが必要なのです。

併願推薦とは第一志望が公立や国立もしくは他の私立高校の場合に受ける推薦です。これは各学校で定められた内申点の基準を満たすことで受けられる推薦で、単願の場合よりも高くなっています。秋頃に行われる「個別相談会」などで直接高校の先生に相談を行う必要があります。この相談会では受験生及び保護者が志望校の担当と面談を行います。学校の内申書以外に、偏差値の判る外部模試の結果が必要な学校も多く、埼玉県では「北辰テスト」が基準に用いられることが多いです。

相談により「確約」がもらえた場合には、まず落ちることが無いと言われています。けれども当日の試験を欠席してしまう等の問題があれば、その限りではありませんので注意が必要です。相談の際に試験の目標点を指定されたり、内申点の不足を指摘された場合には確約は捕れていませんが、当日の試験結果によっては合格する場合もありますので、諦めないことが大切です。尚確約をもらったとしても、入学手続きをしないと辞退扱いになります。また確約を複数取ることも珍しくはありません。

慶應義塾志木高等学校や早稲田大学本庄高等学院のように、大学附属高校は併願推薦を行っていないことも多くあります。併願推薦を行っていない上位校もありますので、志望校に併せた戦略を練ることが大切です。

■埼玉県の高校受験で注意したい「内申書」

「内申書」は公立高校の受験だけではなく、推薦入試や滑り止め校を抑えるための私立高校の「併願推薦」にも利用されます。その為埼玉県の高校を受験したいとお考えの場合には、「内申書」も重要なポイントの1つになります。内申書の結果が思わしくない場合には、慶應義塾志木高等学校の様に、当日の試験のみで合格者を決める学校を選ぶのも安全策と言えるかもしれません。

内申点の比率は学校によってまちまちですが、上位校ほど当日の試験の結果を重要視する傾向にあります。内申は基本的に中学校3年間が点数化されるので注意が必要です。

内申書を利用した入試を行う高校では内申点の他に、欠席日数による目安を設けることもあります。基準は様々ですが、早稲田大学本庄高等学院の2013年度入試の場合には中学入学後の欠席日数が30日以内(ケガや病気などの長期欠席の場合には理由が必要)です。

■埼玉県の高校受験で人気の上位校とは?

埼玉県では
埼玉県立浦和高等学校・埼玉県立浦和一女高等学校・埼玉県立大宮高等学校
栄東高等学校・早稲田大学本庄高等学院・西武学園文理高等学校
淑徳与野高等学校・開智高等学校・慶應義塾志木高等学校

が上位校として人気があります。埼玉県の高校は伝統ある男女別学の上位校が多いことが特徴でしたが、早稲田大学本庄高等学院や埼玉県立大宮高等学校の様に共学化され人気を集める高校も増えてきています。

女子高は他の地域同様、中高一貫校が多く、高校で募集を行わない学校が非常に多いです。その為女子で上位校を狙う場合には、公立高校もしくは共学から選ぶことが多くなります。

■埼玉県の高校受験で人気の上位校の特徴とは?

埼玉県立浦和高等学校は県内トップの男子校として知られ、2013年度の進学実績で東京大学の合格者が46名(現役20名)おり、進学校として知られています。勉強・学校行事・部活の「少なくとも三兎を追え」という教育を行っており、全国大会や地区大会などへ出場している部活も多くあります。

埼玉県立浦和一女高等学校は県内トップの女子校として知られ、2013年度の進学実績では東京大学の合格者が3名(現役2名)おり、進学校として知られています。創立110年を超える伝統のある女子校で、2学期制や65分授業そして土曜日の公開授業などの特色ある教育を行っています。

早稲田大学本庄高等学院は県内トップの共学校で、卒業生のほぼ全員が早稲田大学に進学をします。他大学への進学を行う場合には、推薦権を放棄する必要があります。教育ではコース分けを行っておらず、志望する学部に併せて3年次に選択科目を履修します。

慶應義塾志木高等学校は県内トップの私立の男子校で、卒業生のほぼ全員が慶應義塾大学に進学します。各学部には推薦の人数枠が定められており、他大学への進学を希望する場合には推薦を辞退する必要があります。例年卒業生の1~2%程度が他大学へ進学しています。大学の付属校の利点を生かし、大学受験の枠にとらわれない教育を行っています。

■埼玉県の高校受験で人気の併願校とは?

埼玉県の高校受験では、県内の高校への併願を行うことが多いですが、近隣の地域への併願を行う方もいらっしゃいます。

東京都では
男子校では開成高等学校・桐朋高等学校
女子校では慶應義塾女子高等学校・豊島岡女子学園高等学校
共学では早稲田実業学校高等部・青山学院高等部

千葉県では
渋谷教育学園幕張高等学校・東邦大学付属東邦高等学校・市川高等学校
昭和学院秀英高等学校・専修大学松戸高等学校

神奈川県では
慶應義塾高等学校・桐蔭学園高等学校女子部及び男子部・山手学院高等学校

上記の高校が偏差値70前後の上位校として人気があります。

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