家庭教師の先生には週2、毎週木曜日と金曜日に来てもらいました。記憶があいまいですが時給制ではなく、月謝制を取っていたはずです。月4万円~5万円くらいをお支払していました。受験が近くなると日数が増えて、料金も多少高くなっていた気がします。
相手は大人の男性で、年齢は知りませんが30代後半くらいの方でした。専門で家庭教師をしているプロの人です。
家庭教師だけではなく、塾にも冬期講習から行きはじめました。
中学3年生の6月頃に家庭教師を頼んだ時、当時の成績は学年で下から20番目くらいでした。私が通っていたのは東京の市立中学校で、1学年には200人くらいいますがその中でこの順位です。6月時点では志望校は特に決めていませんでしたが、私立はお金がかかりますから公立の高校志望であることは固まっていました。
6月から家庭教師に依頼して受験勉強を始めました。9月時点で成績の伸びに合わせて国立の高校を志望校にしたため、途中から塾の併用をはじめました。志望校を変えた時の偏差値が50ちょっとだったのですが、志望していた国立の高校は偏差値は64以上の高校です。
家庭教師の先生は進路については私の自由にさせてくれましたから、国立を目指すと言ったらおすすめの参考書を教えてくれるくらいで反対はしませんでした。大きな反対などはなかったのですが、授業方針は柔軟に変更してくれました。志望校を国立高校に変更する前は教科書の復習に徹していたのが、国立高校を目指すと言った時から物凄く分厚い参考書を扱うようになり授業難易度は大幅に上がりました。
先生は毎週木曜と金曜に来て、5時から7時ごろまで授業をしていました。授業の流れは、
①前回の復習プリント(20問程度)※全教科ランダム
②次の単元のプリント(20問程度)※全教科ランダム
③英語の単語テスト(20問)
④数学の小問題(記述式の5問)
のように進めていました。試験が近いと過去問や先生オリジナルの問題プリントを解きます。
そもそも家庭教師を始めたきっかけですが、学校の授業でついていけない場面が出てきたからです。特に有名でもない市立中学校でしたから、学校の中の成績は悪くはないとはいえ、全国的に見れば特別勉強ができるわけでもありませんでした。当時の中学校は3年生になると基礎クラス、普通クラス、応用クラスに分かれて、受験対策の授業がされていました。私は応用クラスには入っておらず普通クラスの授業だったのですが、それでも自分だけの学習では追いつけない部分があったのです。それでも都立高校に入りたかったという気持ちがありましたから、家庭教師の先生にお願いすることにしたのです。
家族にも相談はしていましたが、受験に関しては何も言いませんでした。家庭教師についても、付けた方がよいなら、程度で付けてくれたのだと思います。
家庭教師の先生との授業の進め方でしたが、上にも書いた通りプリント中心の勉強法でした。徹底的に弱点を克服するタイプの勉強法です。特徴的だったのが、20問程度のプリントを5分と時間を決めて解かせていたところです。1問15秒程度しか時間がないので大変でしたが、この方法は良かったと思います。初めの頃はイラッとしますが、20問程度の問題ですから努力すれば何とかなります。これが50問だったら嫌がらせですが、先生も考えがあってやっているのだと思います。
慣れてくると時間通りに解け、試験時間に追われる恐怖対策にもなります。個人で家庭教師をしているだけあって教えるのは上手かったです。寡黙な先生で、要点のみを教えてあとは静かに本を読んでいました。試験前も試験用に20問のプリントをするだけで特別なことは何もしません。それで成績が上がるのですから「家庭教師って凄いな」と思っていました。
また、進路に関しても干渉してこない点が好きでした。秋口に親に「国立目指したい」と言ったら一蹴されましたが、この先生は何も言わずに高校名を聞いてきて翌週からプリントの内容が難しくなりました。突然難易度が上がるのでビックリしましたが「国立行くために」と言われて妙に納得しました。
塾の併用は志望校を変えたためと、一人で勉強することに息苦しさを覚えたからです。成績は上がっていますが、周りがどれくらい勉強しているのかが分からなかったので友人が言っている塾で一緒に勉強することにしました。これは家庭教師の欠点のようなもので、家庭教師の弱点は一人で勉強する環境に耐えきれなくなるところです。中3は部活がありませんから、学校が終わるとすぐ帰宅して勉強しますから寂しいです。だから塾に行き、友人と受験や勉強の話をするのは楽しかったです。
家庭教師は向き不向きがあると思いますが、私が頼んだ家庭教師は良かったと思います。勉強以外は何も教えてくれませんでしたが、勉強に関しては参考書から他にも読むと面接で使える本なども教えてくれました。根は良い人だとは分かっているのですが、寡黙な先生だったのでどうも冷たいイメージが未だにあります。
受験の結果ですが、残念ながら国立には落ちてしまいまいた。ですが、偏差値65の都立高に入ることができました。東京でも結構有名な高校です。しかし、高校に入ってからは調子に乗って成績学年最下位を記録しました。家庭教師を通じて成績は上昇しましたが、勉強習慣をしっかりとつけられなかったのが心残りです…。
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