東京都の高校受験対策情報

執筆者紹介

S.Yさん

自己紹介
3児の母で子どもの幼稚園受験を経験しており、現在は中学校受験及び小学校受験を目指して情報収集や子どもへの指導を行っております。主人の指導経験及び、受験経験(幼稚園受験・小学校編入試験・中学校受験・筑波大学附属駒場高等学校・東京大学文科一類合格)に基づき、記事の執筆を手がけました。

執筆者経歴

東大螢雪会2年、SAPIX中学部(高校受験)Zクラス2年の指導経験があり、主に高校受験を指導してきました。筑波大学附属駒場高等学校や開成高等学校をはじめとし、多数の難関校への合格実績があります。

受験対策情報

■東京都の都立高校の受験とは?

都立高校では様々な受験改革が行われています。受験は多様化し学校の特色に応じた選抜が実施されています。都立高校の受験は「推薦入試」と「一般入試」の2種類に分かれます。その中でも推薦入試は「一般推薦」と「文化・スポーツ等特別推薦」の2種類があります。

一般推薦では面接と調査書での選抜が主とされてきましたが、その他に小論文や作文を課す学校が増えてきました。文化・スポーツ等特別推薦では一般推薦の内容に加えて、実技検査が加わることもあります。また推薦入試では「自己PRカード」が大切になります。願書と一緒に提出を行う自己PRカードは、面接や選考のに関わりますので、事実だけを書くだけではなく、学校の特色を理解し、それを踏まえてPRを行うことが大切です。推薦入試で合格すると、都立高校の一般入試に出願できなくなりますので注意が必要です。

一般入試では、学力検査と調査書そして面接で判断されます。教科数は学校によって異なり、希望コースによっては傾斜配点を採用しています。出題される問題は都立高校の共通問題が使用されることが多いですが、自校作成問題を使用して学力検査を行う学校も増えてきています。

日比谷高等学校や西高等学校では、一部に自校作成問題を採用しています。都立高校共通問題より難しいとされていますので、対策をしっかりとすることが大切です。日比谷高等学校の場合には、「特別選考」として「学力検査得点順位」による選考を行っています。これは募集人数の1割で、「国数英2倍・理解1倍の傾斜配点による学力検査800点満点」により選考されます。(2012年度入学者選抜より)

この様に都立高校では多様な特色を生かした選抜を行っています。

■東京都の高校受験の上位校とは?

都立では日比谷高等学校・西高等学校。
国立では筑波大学附属駒場高等学校 ・東京学芸大学附属高等学校・筑波大学附属高等学校。
男子校では開成高等学校・桐朋高等学校。
女子校では慶應義塾女子高等学校・豊島岡女子学園高等学校。
共学では早稲田実業学校高等部・青山学院高等部。

上記がいずれも偏差値70を超える上位校です。東京都の私立高校は中高一貫校が多く、高校で募集を行わない上位校も多くあります。

■東京都の上位校の特徴とは?

日比谷高等学校は進学重点校として公立高校としては全国初となる独自入学試験を実施しています。補修や補講の充実の他、「星陵セミナー」として卒業生を講師に迎え大学で行われている専門の講義を受けることが出来ます。2013年度の合格実績では東京大学が29名(内現役14名)で、国公立の医学部医学かへの合格者も多く輩出しています。

筑波大学附属高等学校は中学受験のトップ校としても知られており、高等学校の募集は男子約40名のみの狭き門です。文化祭などのイベントや部活動が盛んで、課外活動に積極的に取り組んでいます。大学受験を念頭におき特化した進学指導は行っておらず、生徒の自主性に任せています。2013年度の大学合格者実績は東京大学が103名(内現役66名)と、卒業者数の割合でみた東京大学合格率は全国1位となっています。

開成高等学校は中学受験の上位校としても知られており、高校でも約300名の募集を行います。筑波大学附属高校対開成高校のボートレース大会等の行事があり、天体観測ドーム等を併設しています。2013年度の東大合格者数は170名(内現役125名)で全国1位となっています。

慶應義塾女子高等学校は授業週6日制を採用しており、交換留学を積極的に行い国際交流に力を入れています。卒業生は原則として、推薦人数に枠が決まっている学部もありますが、希望者全員が慶應義塾大学へ推薦されます。他校を受験して進学する制度はごく一部ですが、2013年度には東京大学や国公立大学の医学部などへ進学した生徒が居ます。

早稲田実業学校高等部は早稲田大学の正規授業を大学のキャンパスで受講することが出来、「オープン教育センター特別聴講学生」となり、所定の成績を収めると高等学校の家庭で大学の単位認定を受けることが出来ます。卒業する生徒は殆どが早稲田大学の各学部に推薦入学しますが、早稲田大学以外の学校を受験する生徒も毎年数名います。

■東京都の高校受験で人気の併願校とは?

東京都では「併願優遇」を行っている私立高校が多くあります。以前あった「併願推薦」が廃止され、それに変わるものとして起用されました。推薦とは違い一応合格の確約はないことになっています。進路指導を担当する教師が志望校に赴き「入試相談」を行います。これは都立高校を第一志望にする際の滑り止めとして利用され、合格をおさえて安心して受験にのぞむことができます。その為都内の高校受験では、近隣の県をあえて志望する方は比較的少ないですが、やはり魅力的な上位校を併願にする方もいらっしゃいます。

埼玉県では
栄東高等学校・早稲田大学本庄高等学院・西武学園文理高等学校
淑徳与野高等学校・開智高等学校・慶應義塾志木高等学校

千葉県では
渋谷教育学園幕張高等学校・東邦大学付属東邦高等学校・市川高等学校
昭和学院秀英高等学校・専修大学松戸高等学校

神奈川県では
慶應義塾高等学校・桐蔭学園高等学校女子部及び男子部・山手学院高等学校

上記の高校が偏差値70前後の上位校として人気があります。

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