高校3年の夏休みからセンター試験、二次試験、合格までの期間を担当して頂きました。週2回、1回5000円で2教科・2時間ずつです。家庭教師の方は京都大学大学院の学生教師さんでした。当時は家庭教師のみで、塾にはいっておりませんでした。
私は大学受験のときに家庭教師の先生と一緒に勉強しておりました。期間は約半年という短いものです。何故かというとセンター試験の勉強に絞りを入れなければいけない状況にあったからです。私は高校3年間、全国レベルの運動部に所属しておりました。ですので休みの日も練習、試合で3年生の夏休みまで全く勉強に手をつけていなかったわけです。塾に入ってカリキュラムをこなすよりも、自分で苦手な教科をスピーディに強化してセンター試験に望むしか方法がございませんでした。
私の場合はオーソドックスに英語と数学(ⅠA・ⅡB)を教えていただきました。教えて頂いた先生は女性の方です。私自身、女性なので家庭教師の先生には同性の方を紹介していただきました。年齢も近く京都大学大学院の方で、所属していた部活動も一緒でした。なので、とても話しやすく気楽に勉強させていただきました。勉強場所も自宅近くのおしゃれカフェに出向いていただき、そこで美味しい飲み物を食べながらさせていただいておりました。
勉強方法は基本的に一方的に教えていただくのではなく質問するという形式でした。赤本、黒本、問題集などを持参し自分で事前に一度解いておきます。その中で回答の解説を読んでも分からないところを再度一緒に確認するというシステムでした。このようにする事により2時間という時間を受け身に過ごす事なく頭を常に回転させた状態で望めるというわけです。先生に言われた問題をその場で解いていたらそれだけで終わってしまいますし、何より横に先生がいては緊張して回答もできません。
塾等であれば、テストし回答解説する時間があり、カリキュラムの中で時間配分があると思います。しかし家庭教師さんにお願いするときの時間配分は生徒自身なのです。お願いした家庭教師さんは学生でもありましたし、プロの講師ではありません。なので問題集にプリント等は基本いただきませんでした。ただし英語のときには先生が指定した英作文ドリルを一冊こなしました。これは先生が大学受験の際に使用していたものでしたので解き方や勉強方法を知っておられたからです。
この勉強方法はメリット・デメリットの両方がありました。まず、こなして行った問題は確実に自分の身になるという利点があります。ですが試験本番に対する時間配分の練習があまりできなかったという不利な点もありました。この事は教科によって明白に別れました。実際にセンター試験では英語はとても良い点がとれたのですが、時間配分のテクニックが必要な数学は問題を解ききる事ができませんでした。時間を計り多量に問題をこなというトレーニングをしておけば良かったと後から思いました。ただ、私の大学受験の際には英語の点数の良さに救われましたので、何とか合格できました。
実際に受かった志望校は第一志望とは違いました。ただし、最初からセンター試験が目的でしたので模擬試験などの結果も特に気にせず勉強方法は最後まで変えませんでした。
量をこなす勉強方法ではなかったので、模擬試験などでも成績判定はそれほ劇的に変化がありませんでした。ただ、部活動で3年間ほったらかしにしてきた”穴”を確実に埋めなければいけませんでした。「自分の分からないところ=穴」と認識して穴を確実にうめていく方法で家庭教師はやりやすく良かったと思います。
手広くやる塾とは違い、ある意味で知識量はイチかバチかというところもあるかとは思います。それでも自主的なやり方で勉強したい人にはあっていると思いました。
私は結構ギリギリで合格というような形になったのですが、それでも合格すれば良いわけです。勉強だからといって、すべての教科に力を入れなくて正解だったと思いました。家庭教師の先生の良いところは自主的に行え、やった知識は身につきやすい所です。自分でその他の量や時間配分等をカバーする勉強をする事ができるならば、とても効率の良いやり方であると言えます。また一緒にしてくれる先生が自分と勉強の仕方のクセが似ていたりするととてもやりやすいです。なので話が合う方、部活動が同じだった方など共通する部分を持っている先生は良いと思います。
塾と家庭教師、両方の良いところをうまく取り入れて勉強の仕方を考えるのもひとつの勉強だと思いました。
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