東大螢雪会2年、SAPIX中学部(高校受験)Zクラス2年の指導経験があり、主に高校受験を指導してきました。筑波大学附属駒場高等学校や開成高等学校をはじめとし、多数の難関校への合格実績があります。
■鹿児島県の高校受験の特徴とは
私立では、
ラ・サール高等学校・樟南高等学校・鹿児島実業高等学校
公立では、
鹿児島県立鶴丸高等学校・鹿児島県立甲南高等学校
等が偏差値65以上の上位校として知られています。
鹿児島県の公立高校は、2014年入試の出願倍率が、県立0.95倍となっており、定員割れしている高校もあります。
難関校に人気が集中する傾向がありますが、首都圏と比較して倍率は低く、鹿児島県立鶴丸高等学校は1.27倍と、1倍強の倍率になっています。
私立の上位校も多いので、併願校は県内でお考えになる方が多くいらっしゃいます。
■鹿児島県の高校受験の上位校とは
ラ・サール高等学校は、カトリックの精神に基づいた、中高一貫教育を行っている男子校です。
進学実績に定評があり、学生寮や下宿があります。
高校3年生になると、学生寮を利用できないので、下宿に移ることになります。
外部生は、高校2年次に内部進学生と同じクラスになります。
2013年度の大学合格実績は、東京大学40名、京都大学1名で、難関校に多くの合格者を輩出している、全国的に名の知られた名門校です。
樟南高等学校は、県内でも進学実績に定評がある共学校です。
90分授業を取り入れており、大学進学を目標とした文理コースでは、少人数制を採用しています。
2013年には甲子園出場を果たした野球部など、部活動にも力を入れています。
2013年度の大学合格実績は、東京大学1名、京都大学1名他、難関校へ多くの合格者を輩出しています。
鹿児島県立鶴丸高等学校は、前身の鹿児島県尋常中学校から数えて120年以上の、歴史と伝統のある高校です。
7時限まで授業があり、授業時数をしっかりと確保している他、部活動や同好会の活動も活発に行われています。
2014年の大学入試速報では、東京大学13名、医学部医学科に28名等、多くの難関校に合格者を輩出しています。
■鹿児島県では、成績がぎりぎりで高校に入学すると「勉強についていけない」?
複数の高校へ出願し、合格をしたけれども、成績がぎりぎりだったので、勉強について行けるか不安を感じるお子さんも多いと思います。
難関校を志望しているけれども、万が一受かった場合、他のお子さんに追いつくのは大変そうだと、入学前から尻込みしてしまうお子さんもいらっしゃいます。
そこで今回は、成績がぎりぎりで高校に入学した場合の注意をご紹介します。
合格を手にするために勉強を続けたはずなのに、志望校入学へ不安を感じるのでは意味がありませんよね。
高校受験の前にチェックして、安心して受験にのぞんで下さい。
・遅れを挽回するのは本当に難しい?
良く、「難関校に合格しても、成績がぎりぎりだと勉強についていくことが難しい」と言われます。
これは、他の生徒の勉強が進んでいて、更に進学校に入学した場合、学校の勉強の進度も当然速いです。
その為遅れないように、勉強を一生懸命する必要があります。
少し躓いてしまうだけで、遅れを取り戻すのが大変になり、入学直後の5月のGW前には、既に勉強に不安を感じるお子さんも珍しくありません。
確かに難関校は、学校の勉強が量そして質共に高く、自分でしっかりと勉強する必要があります。
けれども、高校合格後の期間で、先取り学習を進めることは可能ですし、GWや夏休みなどの長期休暇を上手に利用すれば、十分に挽回が可能です。
・無理して両立は厳禁
では何故「勉強についていくことが難しい」とされているのでしょうか。
これは、部活動や塾などと学校の勉強の両立を、無理して目指してしまう点にあるとも思います。
難関校に入学を果たし、高校生活への期待に胸を膨らませたお子さん。
あれこれと、やってみたいことを考えるのは当然です。
けれども成績がぎりぎりの場合は、無理をせずに学校の勉強を第一に考えましょう。
高校は中学校とは違い「留年」や「退学」があります。
学校の成績を大切にしないと、折角入学した学校を辞めることになりかねません。
その為、まずは学校の勉強に集中し、生活のリズムを作り、高校生活に慣れて余裕が出てきてから新しいことをはじめましょう。
例えば、塾と学校と部活を全て両立するのは大変かもしれません。
そこで、塾を家庭教師や通信教育に切り替えて、一旦勉強時間の確保を優先します。
慣れたら少しずつ手を広げれば良いのです。
高校入学直後に、勉強に関する危機感を覚えるのは大切ですが、挫折感を覚えてしまうと、高校生活のモチベーションがどんどん低下してしまいます。
「勉強が遅れている」と感じる状態で入学する場合には、学校第一で負担を減らして高校生活をスタートしましょう。
鹿児島県の高校受験では、ラ・サール高等学校をはじめとして、難関校が多くあります。
憧れの進学校への入学は、勉強面だけでは無く、様々な友人と知り合うことが出来、成長にも繋がる非常に大切なチャンスと言えます。
成績がぎりぎりで高校に入学する場合は、チャンスをきちんと生かせるように、まずは学校の勉強に力を入れましょう。
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