北海道のM.Yさんの合格体験記

執筆者紹介

M.Yさん

自己紹介
家庭教師は中学校三年生の1年間、利用していました。先生は北海道大学の工学部の学生でした。塾にも通っていて、英語と数学を三年間、それぞれ週二回ずつ通っていました。

家庭教師の利用方法

利用したのは私が中学三年生だった1982年から1983年にかけての1年間です。先生は父の知り合いの方でした。料金は1回2300円くらいを週1回2時間程度で、実費の交通費が他にかかりました。

合格体験記

北海道ではほとんどの生徒がスポーツをしたいなどの特別な事情が無い限り、公立高校を目指します。今も変わってないかと思いますが、公立高校の選抜方法は中学校三年間の各学年三学期の成績を合算し、AからLまでの13段階に生徒を振りわけランクづけします。学期末の成績評定が最高のオール5であれば一番上のAランク、平均的なオール3であれば真ん中のGランクです。

各公立高校は最低ランクがその実績から大体決まっています。もちろん単純なランク以外にも、受験当日点に何点取れないと不合格かがおおよそ決まっています。

受験生は自分のランクと、受験当日自分が5教科300点満点中何点取れるかを学校の試験や模試などの実績から予想し、学校と相談の上で志望校を決定します。学校が無理だといえば、実質受験は不可能かと思われます。いくら志望校に行きたくても無理なことはとおりません。結局はランクが下の高校に進路変更します。

私の場合、中学校1年次の成績が極端にわるく、二年生からはかなり努力して巻き返しましたが最後まであしを引っ張られました。中学校3年生の段階で、Gランク上位とFランク下位の瀬戸際状態でした。特に数学の出来が悪くて、100点満点の20点、30点ばかりでした。

それで、3年生になった時点で家庭教師をつけてもらいました。

私の場合数学が出来ない理由がはっきりしておりました。他の教科と違い、公式や円周率など基本的な理屈を理解できていないものが多っかたため、「暗記」だけで対応するよういわれてもできなかったのです。

私はなぜそうなるのか、どういう理由でそう決められたのかがはっきり理解できないと納得いかなかったのです。学校や塾の先生に円周率はなぜ3.14なのか、素数とはなんなのかをしつこく聞くには限界があります。

私一人のための先生ではないからです。

「そう決まっているものなのだから、そうおぼえてやりなさい。」いつもそういわれて終わりでした。家庭教師の先生にはそこを強く要望として伝えました。理屈が知りたいのだと。公式の意味を深く理解しないと問題を解くことはできない、わからないと説明しました。

先生もそこまで物事を難しく考える生徒を教えたことが無かったと思いますが、自分が知っていることは即答し、知らないことは次回までに調べてきてくれ、丁寧に説明してこの特殊な生徒の疑問にキチンと対応してくれました。

結果、数学の成績は飛躍的に伸び、80点、時には100点まで取れるようになりました。私の志望校は札幌啓成高校でしたが、Fランクないと入れないという学校側の認識でした。

私には無理なのではないかとの意見もあったようですが、私は数学以外は、当日点で満点を見込める生徒だったため、受けさせてみようという許可が出ました。結局、ランクはGで確定。受験当日、数学はやはり少々悪くて300点満点中、240点を取り、当日点がものをいい、合格いたしました。

私は数学さえできればもっと上を目指せるのに、という気概だけは持った生徒でした。必死に両親に頼み、お金がかかるけれど、家庭教師をつけてもらいました。結果をキチンと出しましたから、両親も納得していました。

塾ではいくら個人指導とうたってはいても限界があるように思います。家庭教師の場合ですと、私のように出来ない理由がはっきりしている場合、苦労はするかもしれませんが、教えるポイントはつかみやすかったろうと思います。そんな教師ばかりではないと思いますが、塾にしろ学校にしろ、1人の生徒ばかりにかまけてはいられないでしょう。一人の生徒のために割ける時間には限りがあります。

私のように理屈っぽい、理論のはっきりしない記号の羅列など到底理解できない数学的思考能力のない生徒には、一人の先生に付きっ切りになってもらい、納得いくまで質問攻めにできたことは非常に有効でした。

数学の面白さ、理解できれば難しくないよと、私に一生懸命教えてくれた先生でした。いい点数が取れたときには一緒になって喜んでくれる、それは何よりもの励みになりました。ご褒美に、ドライブがてら、自分の大学まで連れて行ってくれて、担当教授のあわせてくれて、そこでも数学についての面白い話をきかせてもらうという貴重なたいけんもさせてくれました。

あの経験が無かったら、高校合格は難しかったでしょう。

家庭教師をつけるのであれば、本人が望むものが何であるのかをはっきり考えさせたほうがいいと思います。家庭教師を高いお金を掛けてでもつけて欲しいのか、じっくりそうやって習いたいのか。あるいは塾だけでもやれるじしんがあるのか、です。

わたしの用にずば抜けて数学が出来ないような生徒ならば、お金を掛けてでも家庭教師をつけてじっくり学ばせることは大変重要です。本人に学習意欲がなかったり、基礎学力がなかったりするならなおさらです。基礎がないと、塾に行ってもついて行けないかもしれません。

人並み程度に基礎があり、本人にもやる気があり、塾で十分で家庭教師まではいらないというのであれば、塾だけでいいでしょう。学校の授業を補い、自宅学習がしっかり出来るのであれば問題は無いはずです。そして、家庭教師をつけた場合でも、相性が合わなければ変えることも大事です。いずれにしても、親の押し付けよりも、本人がまず何を望むかです。

場合によっては家庭教師に無理をしてもらって、やる気の無いお子さんを奮起させてもらうのも効果的な場合もあるかもしれませんが。

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