週1回先生が自宅に来て、1時間30分の間一緒に学習しました。
中学2年の3月頃の話です。上級生の受験も一段落したことろで、私自身も1年後にひかえる高校受験にむけて準備する必要があるなと考え始めていました。当時は学校のテストでも良い点数を維持できていたので、このまま学校の授業を完全に理解すれば志望校に合格できるだろうとは思っていました。ただ、漠然とした不安を感じていたのも事実です。志望校が相応のレベルであったため、周囲と同じような勉強で受験に臨むことに不安を感じていたのです。
志望校は愛知県下の公立高校の中でも1,2位を争う進学校です。偏差値65の学校だったので、成績をキープし続けるには相当な努力が必要だと考えました。周囲には同じ志望校の生徒も少なかったために受験に対する情報量も乏しく、専門的なフォローが必要だと感じていました。両親とも相談した結果、受験への不安を解消するために夏から有名な学習塾に入塾し、同時に家の近所で家庭教師をしてくださる先生を見つけました。学校以外にその2箇所でさらに勉強することで、学力の維持向上に努めました。
学習塾はさすがに受験のノウハウに長じており、30人程の学力同レベルの者が集まって行われる授業は熱を帯びて大変な刺激になりました。ただし、やはり多人数の授業の性質上疑問点を訪ねにくく、分からない点をそのままに終わってしまうケースも結構あったのを覚えています。
五科目の中でも、私はどうしても数学が苦手でした。数学を勉強していると次々と疑問点がわいてくるため、その都度問題点に答えてくれる人の存在が必要だと感じていました。塾では疑問があっても質問できず、苦手が解決できませんでした。
それを考えると、近所で見つけ出した家庭教師の先生はまさに最高の環境を与えてくれました。家庭教師の先生は志望校OGに当たる女性の方です。家庭教師の依頼を快く引き受けてくださり、すぐにマンツーマンでの指導が始まりました。1回の授業は90分で、テキストは市販のものを使用していました。
家庭教師の先生とよく相談したうえで、難易度はあえて高めのものを使用した。志望校のレベルを考えるに、受験対策として長く使えるテキストを選んだとの事です。とはいえ数学が苦手な私は問題を前に「何から手をつけたらいいかわからない」状態になってしまいました。そんな私に、先生が少しづつヒントを与える。ヒントを元に私が少しずつ問題を解き、さらに難易度高めの問題をこなす。この繰り返しでした。
聞けば細かく教えてくれる人が横にいる、という安心感の中、とにかく問題量をこなしたのを覚えています。数多くの問題を解いた経験量、それが自信につながっていきました。
成績の推移ですが、中学校2年終了時点では合格ラインぎりぎりのところにいました。私の中学校からは毎年志望校に10人合格するといわれていましたが、私の成績もまさにそのあたり、学年順位7、8位のあたりをうろついている状態でした。合格圏内といえる範囲ですが、やはりまだ不安がありました。何より数学の成績が振るわず、散々に勉強しても中間・期末テストの80点台が精いっぱいでした。
志望校は県下トップですから、学校のテストでこの点数では話にならないと思いました。家庭教師の先生には苦手としていた数学の図形問題、証明問題中心に指導をしていただだきました。しかしながら成績はなかなかあがらず、次第にモチベーションも低下していきました。
モチベーションが低下しているようなときには、先生と雑談して憂さ晴らしをしました。先生自身が志望校の卒業生ということもあり、学校の雰囲気、環境、学校行事などの具体的な話を聞くことができたのです。辛い受験勉強が続き、勉強自体のモチベーションが低下することもありましたが、先生の話を聞いて高校生活を想像することでやる気を引き出すことができました。
そんな風に努力を続け、学習塾と家庭教師の効果が如実に現れてきたのは12月頃だったと思います。このころには学年順位では常に3位以内をキープすることができるようになっていました。市内統一模試でも100位前後の順位をキープし続けることができ、受験に対する不安も晴れていきました。そしてその後の高校受験、晴れて志望校に合格することができました。
家庭教師を選ぶ際、教師自身の指導実績や能力も確かに重要であると思います。私の場合は更に、「志望校の卒業生である」ということが、かなり学力向上の後押しになったと思っています。ある意味、受験は特殊な経験だと思います。その経験を体験してきた先達である家庭教師の先生の話は説得力があり、魅力的であり、勉強へのモチベーション向上につながりました。
高校受験は確かに大変でしたが、めきめきと自分の学力が向上していくことを実感できた1年でもあったと思います。当時努力して成功した体験は、時がたった今も、そのまま自信につながっています。その時に培った勉強法、自己管理法などは今もそのまま使っていて、非常に貴重な経験だったと思います。
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