英語、苦手から得意へ
高校1年生の終わりころ、家庭教師をつけてもらうことになりました。
当時、私は学習塾にも通っていたのですが、苦手な英語だけがどうしてもついていけず、やむなくマンツーマンで教えてもらうことにしたのです。
でもそのころ私は、英語にコンプレックスというか恐怖心というか、トラウマを持っていて、正直言って英語が嫌いでした。
学校の授業形態もよくなかったと思います。いまのようにネイティブの先生がいるわけでもなく、文法と単語ばかりをひたすらつめこまれる日々。家庭教師の先生がいらっしゃる初日もとても憂鬱でした。
ところが、いらした先生は一風変わっていて。聞くと、イギリスからの帰国子女とのこと。
初日の授業は英語の勉強なんてまったくせずに、イギリスの文化やジョーク、映画の話で終わりました。私はどんどん先生に興味を持ち、先生のバックグラウンドとなったイギリスにも興味を持ちました。
印象的だったのは
「英語はツールであり、ゴールではない」という先生の言葉です。
英語を学ぶことでいろんな違う文化の人々を知ることができる。英語だけじゃなく、他のどの勉強もそうなんだ。とその先生に教えていただきました。
一対一だからこそ、わからないことや疑問もたくさんぶつけることができたし、勉強だけじゃなく、いろんな相談にものっていただきました。
その後、英語が得意科目になったことは言うまでもありません。現在は通訳になるため、大学で英語漬けの日々です。
素敵な出会いを与えてくれて、ありがとうございます。