山口県のS.Nさんの
合格体験記

私が家庭教師を選んだきっかけは、高校受験直前に追い込みをいれていきたいと思ったからです。周囲の友人達も学校の授業だけでは足りず、同じようにして近場で合格率の高い学習塾へ通っていたのですが、もともとそこまで学力に自信がなかった私は、もっと勉強をして自分自身を追い込み、必ず希望する高校へ合格したいという思いから家庭教師を利用することにしました。

家庭教師の会社ではなく個人契約を利用することにしたのは、まず１回ごとの料金が会社を通すよりも若干ではありますが安くなっていたこと。また、家庭教師の派遣などは融通が聞き辛いという話を近所で同じように家庭教師を利用した方から聞いていたので、自分の考えや予定などの融通・相談がしやすいだろうと思い、個人契約の方を利用することにしました。

まず成績の推移ですが、家庭教師の方と自分の性格・やり取りに合う合わないというものがあり、初めのうちは緊張もあったので一人で勉強するよりもやり辛いなと感じる点があったせいか、成績の伸びもあまり感じられませんでした。しかし２週間ほどし、家庭教師の方も私がやり辛いなと感じているのを察してくださったのか、教え方を工夫してくださったり、勉強外のこと・自分自身のことなどを話してくださるようになり、自然とリラックスすることができました。そのおかげかその次の塾の模試の成績もよく、学校の試験の点数も徐々に伸びていくのを感じました。

志望校は倍率がとても高い学校でしたが、自分自身追い込みをしていくことで徐々に合格率を上げていくことができ、自信にも繋がったので家庭教師を利用する前の学校での勉強・塾での補完授業だけでは不十分に感じていた自分の不安も拭い取ることができ、倍率という数字を気にすることなく志望校を受験することができました。

家庭教師との勉強方法は、主に市販のテキストを家庭教師の方が選んでくださり、それを行っていくものでした。自分の苦手な分野を家庭教師の方が小まめに記録してくださっていたのか、受験直前には苦手な分野・単元ばかりの詰まった家庭教師の方のオリジナルの問題集をプレゼントしてくださったのがとても嬉しかったです。その問題集がペラペラになるまで念入りに勉強し、受験開始直前にもそれを繰り返し読むように心がけました。

学習環境の変化としては、学校・塾・家庭教師と３つを梯子して学習を行っていたためか、今まで以上に勉強を中心とした生活になっていきました。自分の部屋＝リラックスするための場所というものだけだったのですが、家庭教師の先生と自分の部屋を共有して授業というものを行うため、授業をしているとき以外でも自分の部屋＝勉強をするための部屋というイメージになり、リラックスももちろんするのですが、家庭教師を利用する以前に比べて、変に意識が散るようなものが目に付かないように部屋の掃除を小まめに行うように心がけるようになったり、毎週家族以外の人（家庭教師の方）と二人きりだと思うとより気を引き締めて学習をすることができたと思います。

家庭教師を利用して良かったなと思う点は、やはり周囲に同じような受験者がいないということが大きな点だと思います。学校や学習塾であればすぐ隣には同じように高校合格を目指すライバルがいます。ライバルに負けまいと燃える気持ちもあるので、自分の励みになるときもあるのですが、自分が上手くいかないときにはどうしても周囲に目が向いてしまい、あの子はあんなに調子がよさそうなのに、と自分に対して不安を覚えてしまうこともありました。その点、家庭教師であれば隣にいるのは自分の合格を支えてくれる家庭教師の先生だけです。

自分と同じ方向へ向かおうとするライバルがいない分、より自分のことだけを意識することができたので家庭教師をお願いしてよかったなと感じました。

家庭教師を利用して悪かった点は特にないのですが、選ぶときのアドバイスとしては自分に合う相手かよく選ぶことです。どれだけ教えるのが上手い人だとしても、それを利用する自分自身と合わなければ勉強も身に入らない上にかえって集中力ややる気をそがれます。合わないなと思ったらすぐに他の家庭教師の方に切り替えるようにすることをオススメします。