新潟県の高校受験対策情報

S.Yさん
S.Yさん
3児の母で子どもの幼稚園受験を経験しており、現在は中学校受験及び小学校受験を目指して情報収集や子どもへの指導を行っております。主人の指導経験及び、受験経験(幼稚園受験・小学校編入試験・中学校受験・筑波大学附属駒場高等学校・東京大学文科一類合格)に基づき、記事の執筆を手がけました。

執筆者経歴

東大螢雪会2年、SAPIX中学部(高校受験)Zクラス2年の指導経験があり、主に高校受験を指導してきました。筑波大学附属駒場高等学校や開成高等学校をはじめとし、多数の難関校への合格実績があります。

受験対策情報

■新潟県の高校受験の特徴とは

私立では、
新潟明訓高等学校・新潟第一高等学校

公立では、
新潟県立新潟高等学校・新潟県立新潟南高等学校・新潟県立長岡高等学校

等が偏差値60前後もしくはそれ以上の上位校として知られています。
新潟県は公立優位で、進学実績に定評のある私立高校という選択肢が非常に少ないです。

群馬県や長野県など、近隣の上位校を併願するお子さんも多く、学生寮を併設している高校も併願校として人気があります。

■新潟県の公立高等学校受験の選抜制度の変更とは

新潟県では、高等学校の進学率が全国1位(教育庁高等学校教育課「平成26年度~平成28年度新潟県高等学校等再編整備計画案」より)で、高校進学希望者が多いエリアです。
そんな中で、県では様々な再編整備計画を行っており、入試改革も積極的に行っています。

2015年の入学者選抜から、選抜制度が新しく変更されます。
試験は大きく3つに分かれ、「特色化選抜」「一般選抜」「欠員補充のための二次募集」になります。
最新情報は新潟県教育委員会のHPに掲載されていますので、是非チェックして下さい。

特色化選抜では、学校外での活動も、実績証明書により認められます。
コンクールの受賞や入賞歴などがある場合には、是非特色化選抜の利用を考えてみて下さい。
一般選抜は2日にわかれ、1日目が学力調査と調査書による選考で、2日目は学校の独自検査になっています。
面接や実技検査だけでは無く、筆答検査を課す学校もありますので、きちんと調べて対策を行う必要があります。

■新潟県の高校受験の上位校とは

新潟明訓高等学校は、中高一貫教育を行っている共学校です。
きめ細やかな進路指導に定評があり、7時限授業を行うコースもあります。
甲子園に出場した野球部や、インターハイにも出場している強豪の部活動が多くあります。
2014年の大学合格者速報は、東京大学1名、京都大学1名他、医学部医学科へ10名等、難関校へも多くの合格者を輩出しています。

新潟県立新潟高等学校は、明治時代に創立された伝統のある共学校です。
県内でもトップクラスの進学実績を誇っており、部活動や同好会の活動にも力を入れています。
2014年の大学合格者数は、東京大学12名、京都大学7名で、新潟大学に53名の合格者を輩出しています。

新潟県立新潟南高等学校は、「生徒を第一志望の大学に合格させる学校」琴を目標に掲げた共学校です。
海外への研修旅行や、高大連携事業を行っており、県内でもトップクラスの進学実績を誇っています。
2013年の大学合格者実績は、新潟大学89名(内現役80名)、同志社大学や立命館大学にも合格者を輩出しています。

■グローバル化について

「グローバル化が進んでいる」と言われても、中々実感することが出来ない方もいらっしゃると思います。
高校の募集要項を見ても、「国際社会にはばたけるグローバルな人材の育成」や、「英語教育の取り組み」などを特色に挙げている学校が多いですよね。
グローバル化を見据えた学校選択をすることは、どんなメリットがあるのでしょうか。

・「英語」は「教科」ではなく「コミュニケーションの手段」
英語に苦手意識を持つお子さんの多くは、算数や国語と同じ「教科」として英語を捕らえています。
けれども英語は「コミュニケーションの手段」です。
例えば、国語は不得意なお子さんでも、日本語は問題なく喋ることが出来るお子さんは沢山いらっしゃいますよね。
コミュニケーションを楽しむことで、英語に親しむことが大切です。

・「グローバル化」は、身近な問題!
介護等の特定の業種で、人手不足が深刻化し、日本における外国の方の就労の要件が緩和されるケースが増えてきています。
これは、今後予測される人口の減少と相まって、より日本で働く外国人の割合が増えることにも繋がります。
また、人口の減少により国内での消費低迷が予想されるので、企業はこぞって海外に販路を見出しています。
つまり、国内企業であったとしても、海外の取引先とのコミュニケーションが必要とされます。
その為、「英語」等の他言語が重要視されるのです。

終身雇用制の崩壊、外資企業の進出が進んでいく中で、転職を重ねる人も増えてきています。
日本では従来、終身雇用制度があったために、転職回数が多いとあまり歓迎されることはありませんでした。
けれども海外では、キャリアアップのための転職は珍しくありません。
これからの時代は、「何を学んだか」ではなく「何ができるか」が大切になるのです。

新潟県には、国際拠点港湾である新潟港があり、外国の企業と取引のある企業が沢山あります。
高校受験や大学受験、そしてその先の就職を見据えた時、英語教育や国際理解教育そしてキャリア教育は、お子さんの可能性を広げる心強い味方になってくれます。
校則や制服だけでは無く、お子さんの将来の可能性を広げてくれる、特色のある学校を選ぶことも大切です。

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