高知県のK.Kさんの
合格体験記

家庭教師を利用した期間が短かった為、学習能力の変化は特に無かったと思います。

家庭教師との主な勉強方法は、利用した家庭教師会社特有の教材を購入し、それに沿って授業をしてくれるという形でした。教材は自分の希望する教科分だけで良かったので、英語と現代社会を購入しました。ただ、現代社会の授業では先生が開口一番「暗記に限る！」と言ったことをきっかけに教材にはほとんど手をつけませんでした。

その為に教材を使った授業は英語の授業中心となりましたが、先生の教え方が良くないのか、私の理解力が乏しいせいなのかわかりませんが、あまり役に立った・理解出来たという記憶はありません。

もちろん、それら教科以外でも質問は受け付けてくれましたし、学校の宿題も手伝ってくれました。利用していたのは半年でしたし、最後の方は先生からのドタキャンが多くなってきたので、家庭教師のおかげでその成績が上がったり下がったりという印象は無かったです。ただ、会社のテキストの大部分は使用せずに終わってしまったので、すごく勿体無かったです。

今思えば、家庭教師のサービスの提供より、その教材を売りつけたかっただけかと思います。家庭教師の先生もその教材は使いにくそうでしたので。 その後、結局は私の部活動の業績や普段の成績が認められ、ＡＯ入試を利用することができ、他県の私立４大学に一発合格することが出来ました。自分で勉強できる人には、特に家庭教師の存在は必要ないのかもしれません。

私には家庭教師会社のセールスマンが来て、それがきっかけで始めたのですが、その時のセールストークに乗せられずにゆっくりと吟味すれば良かったと思います。

他にも家庭教師会社はありましたし、焦らずに決めていればもっと良い関係が築けたのではないかと思います。私の時はマイナーな会社だったからかもしれませんが、先生のドタキャンが多くなって、週２回の授業だったはずが、月に数回の授業になったことについて会社の方に問い合わせても、やり取りが上手くいきませんでした。

その為、先生が来なくなったことを理由に契約を打ち切りました。大手の家庭教師会社のように問い合わせ先や、次の先生への交代がスムーズなど、バックアップ体制が整っている所の方が、私のように嫌な思いをしなくていいと思います。

また、私は人見知りするタイプなので、初めに来た家庭教師とそりが合わなかったのも勉強がはかどらなかった原因だと思います。１人目の先生はとてもオープンに接してくれましたが、遅刻も多く雑談ばかりで授業の開始が遅かったので、思春期の私には鬱陶しかっただけでした。２人目の先生は反対に、口数の少ないタイプだったのですが真面目に授業をしてくれました。しかし時たま流れる沈黙も耐えられなかったです。

やはり家庭教師の良い点は、気の合わない先生だと交代出来るところと、こちらが指定した時間に自宅に来て、勉強を教えてくれるというサービスです。塾だと決められた時間に部活を切り上げなければならなかったと思うので、部活動を続けたかった私にはとても利用しやすかったです。

また、塾で大勢の人と一緒に勉強するということは、一人ひとりの学習能力に合った指導が出来ないんじゃないかと思います。それだと学校の授業とほとんど変わりません。

しかし、やはり家庭教師はアルバイトの大学生が多いので、本当に進学を目指すなら、ハズレのない教師が揃っているプロ家庭教師に依頼した方が良いと思います。私は元々そこまで進学にこだわっていなかったので、今の成績のキープを目的に利用しました。だから、きっと塾だと解らないことも質問できず、周りのスピードにも追いつけず困っていたと思います。その点、家庭教師だと恥ずかしがることもなく、質問し放題だったことは良かったです。